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ハチミツ

やおい好きの腐女子のブログ。今は、海外の刑務所ドラマ「OZ/オズ」の囚人カップルに萌えてファンサイトになっています!仲間募集中!

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海外オリジナルSlash小説の感想 ~⑦~

前回予告したように、刑事ものの海外オリジナル・スラッシュ小説について、まとめて一気に紹介しようと思います。

かなりたまりにたまったので5作品とおまけ1作品の計6作品紹介することになり、今回の記事はとっても長くなってます。
そして、今回のジャンルが刑事もの犯罪捜査ジャンルという事なので、事件のネタバレをしないように一応配慮しているつもりですが、萌えとともに感想でスルッとバラしてるかもしれませんご注意ください。
あと、今回は紹介する作品の中にはわりと前に読んだ話もあるので感想の中に記憶違いがあるかもです。何か間違っていたら教えてくださいませ。

それから、前回の記事に拍手やコメントをくださったみなさん、どうもありがとうございます!
拍手くださる仲間がいると思うといつも励みになって嬉しいです(^▽^)

それでは、いつもの様に読む前の注意を書いておきます。
*読む前の注意*
・ここで言うスラッシュとは、海外の男同士の同性愛小説(英語)のことです。
・男同士の同性愛、やおい、腐女子というのが苦手な方は、読まないように。
・相変わらずの独断と偏見による個人的な作品の感想です。勘違いや誤解があるかもです。

以上のことでも、大丈夫、興味があるという方は続きをどうぞ。


Shades of GrayShades of Gray by Brooke McKinley

ジャンル:サスペンス
カップリング:FBI捜査官Miller Sutton×麻薬組織のマフィアDanny Butler
属性:仕事至上主義の石頭な攻め×功利的だけど人情味のある強気受け(受け攻め固定)

*あらすじ*
FBI捜査官のMiller Suttonは、事件解決のためには手段を選ばない。すべてに白黒をつけ、非情に合理的に犯罪を追いつめる。そんなMillerは、麻薬組織のボスの裁判事件を受け持っていた。この裁判で有罪を勝ち取るには、事件の証言者が必要だった。そこで、Millerはその麻薬組織の幹部に目をつけ策略を仕組んだ。
麻薬組織の幹部Danny Butlerは、罠に嵌められたことをしった時にはもう遅かった。部屋でFBI捜査官にボスを裏切って裁判で証言するという取引を持ちかけられた時、Dannyに選択肢はなかった。裏切り者には死あるのみという事をDannyは身に染みて知っていたが、もはやどうしようもない。Dannyには、この非情なFBI捜査官、Millerが約束する身の安全保障に自分の命運をかけるしかなかった。
こうして、FBI捜査官のMillerと裏社会のマフィアDannyの運命は交じり合った、果たして、裏切り者を殺そうと襲ってくるマフィア達の手からMillerはDannyを守れるのだろうか?

*感想*
この話は、とーても人気のある話で海外スラ界で評価も高いです。
すべてを白黒で判断し正義を信じるFBI捜査官と白黒のつかない裏社会で強かに生きてきたマフィアのカップルという、性格も住む世界も違う者同士のカプ。二人の間にはいろんな意味で緊張感と対立があります。
この交わらないはずの二人が、この件で一緒に行動する中で、徐々に互いを理解し合い、愛し合うという展開になるんですが、この二人は、Dannyの証人保護プログラムがはじまれば、二度と会うことも、連絡を取ることもできないという辛い未来が決まってます。切ないですよね。でも、こうゆう限定された状況での愛ほど燃えるものはないですので、好きな人にはたまらない話だと思います。話の全体の印象も骨太なシリアス系の話なので、そうゆうのが好きならお勧めです。

ただ、私もこうゆう状況は大好きです。でも、しかしながら、私の評価は辛口です。
理由の一つは、受け攻めのポジション!
ええ、私はFBI捜査官Millerが攻めというのが不満なのです。マフィアのDannyの方が攻めがいい~!堅物の方が受けというのが私の萌えなのです!(>△<)プライドが高くて堅物でいけ好かない印象のキャラを裏社会をしたたかに生きてきた陰のあるキャラが攻め落とすというのを期待していただけに、期待外れのがっかり感で評価が下がりました。ええ、それが腐女子のこだわりというものです。受け攻めはやっぱり重要ポイントなのです!
でも、個人的な萌えは外れましたが、この二人のカップルは良いです。それは間違いないです。
でも、これも私の好みですが、この話みたいにシリアスで葛藤が多い話は萌えにくいです。「Cut&Run」シリーズみたいにシリアス&ユーモアな話だと最高に萌えるんですが、この話はシリアス一直路線なので、心が疲れてる時には読むのがしんどいです。
あと、個人的な他の減点ポイントとしては、回想として過去と現在を交える文章スタイルをとっている点です。
話の深みを増す効果はあるのですが、ループされると気が散ってしまうのが不満です。特に私は英語は母語ではないので集中を削がれると読み進めにくいのです。英語に不慣れな方なら読むと混乱するかもです。中級レベル以上の方にお勧め。

*お勧めポイント*
・マフィアに追われる緊張ある展開
・限られた時間と環境の中で生まれる愛

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Mexican Heat (Crimes & Cocktails, #1)Mexican Heat by Laura Baumbach


ジャンル:アクション、覆面捜査
カップリング:メキシコ麻薬組織の幹部Miguel Ortega(Antonio Lorenzo)×刑事Gabriel Sandalini
属性:キザで情熱的なラテン男攻め×気性の激しい強気受け(受け攻め固定)

*あらすじ*
Gabriel Sandalini刑事は、覆面捜査として身元を偽りGiovanni Contadinoと名乗って麻薬組織のギャングの一員に成り、麻薬密売ルートの捜査をしていた。ある日、麻薬組織の管理する酒場でGabrielは情報屋との接触を図ろうとしたが、その男は来なかった。空振りに苛立ったGabrielは、飲んだ酒の影響もあり、何か成果を得ようと酒場の管理部屋を探る気になる。そして、周りを確かめてからこっそりGabrielがその部屋に入るのだが、それを見知らぬ男に見つけられてしまう。怪しまれ問い詰められれば身元がバレて命がないかもしれないとGabrielは焦るが、驚いたことにその男はGabrielの体に興味を示し強引に誘いをかけてきた。Gabrielは仕方なくその強引な男に抱かれた。どうせ一夜限りのことだとGabrielは思った。だが、後日、Gabrielが潜入した麻薬組織のボスの妹と他の麻薬組織のボスが結婚する事になった時、その両組織の会見の場で、Gabrielは衝撃を受ける。なんと相手の麻薬組織のボスの右腕として紹介された男、Miguel Ortegaは、あの酒場でGabrielを抱いた見知らぬ男その人だったのだ。OrtegaはGabrielがあの酒場でした行動を不審に思わないだろうか?とGabrielは不安を抱えることになる。果たして、Gabrielは身元を疑われずに覆面捜査を遂行できるのか?

*感想*
強いキャラ同士のカップルという私の好みに合う設定で、しかも麻薬組織に覆面捜査というハリウッド・アクション的な設定というまさに派手で萌える設定です。そのため、この話は海外スラ界でも人気が高いです。
ですが、私の評価としては読む前の期待値がかなり高かったために、相対的に評価が低いです。
私的に好きなのは、話の前半の二人が見知らぬ同士で出会ってHするシーン。これはかなりエロくて大好きです!
しかも、その後で、実は相手は敵側の男だったと発覚するスリルな展開なんですから、とっても萌えますv
それに覆面捜査でマフィアの一員になっているという展開上、映画みたいなアクションシーンがあったり、思わぬ展開の捻りがあったりして楽しいし、スピーディなシナリオなので面白いです。

ただ、この話の中で私の評価を下げさせた大きな原因は、視点キャラを前半と後半で変えてる点です。
日本のBL小説なら受け視点から話が展開されて最後までそのままなのがほとんどだろうと思うのですが、この作品は視点が途中で受け側から攻め側に変わります。
話の深みを出すための手法だと理解はできるんですが、感情移入が中断されるので、私としては大いに不満です。麻薬捜査をメインにした普通のシナリオだったらこの手法は効果的と思うんですけどね。やっぱりロマンスものには使うべきじゃないです。
あと他の減点ポイントとしては、登場人物が多いのに主役キャラが名前をそれぞれ二つ持ってる点。
ただでさえ、マフィアに潜入して捜査するという展開上、話の中にマフィアの構成員がたくさん登場し、その関係性もいろいろあってややこしいのに、主要キャラに二つ名があるとうっかり途中で誰か分らなくなるし、名前に馴染みにくくて困りました。
ただ、上記の点は個人の好みの問題が強いので、他の方には読んでいても問題にならないかもです。

*お勧めポイント*
・覆面捜査のスリルと二転三転する展開
・対立と緊張感ある二人の関係

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上記の「Mexican Heat」と同じテイストの話なんですが、個人的にはこちらの方が読みやすいので好きですv

Melting Ice 1 (Melting Ice, #1)Melting Ice 1 by D.J. Manly

ジャンル:アクション
話スタイル:一人称主語の話(Brian視点の話)
カップリング:ギャングのボスでIceと呼ばれる謎の多い男×新米の警官Brian Fuller(受け攻め固定)
属性:ミステリアスでクールな大人攻め×不良っぽい強気な言動だけど純情受け(24歳)

*あらすじ*
優秀な警官の父親に憧れてなった新米警官のBrian Fullerは、早く仕事場に慣れて先輩警官たちに認められたいと頑張っていた。しかし、そんな若くて初々しく従順なFullerに目を付けたベテラン警官Maloneyがある日、先輩という地位を利用してFullerに肉体関係を迫った。Fullerは隠れゲイであったが、当然プライドがあったのでMaloneyの要求を拒絶した。しかし、この事でFullerは、Maloneyに恨みを持たれてしまう。そして、Maloneyの奸計により、とうとうある日、Fullerは恐ろしいギャンググループの前に餌食として捨て置かれてしまった。そして案の定、ギャングたちによってさんざんに痛めつけられたFullerは途中で気を失うが、次に目覚めた時、Fullerはそのギャングのアジトの部屋に監禁されていたのだった。死を覚悟していたFullerはこの措置に疑問を抱く。
そして、Fullerは自分の怪我の治療を指示したのが、そのギャングの冷酷で謎の多いボスのIceだと知り、Iceの意図を測りかねて困惑する。果たして、IceはどうしてFullerを助けたのだろうか?監禁されたFullerはいったいどうなるのか?

*感想*
シナリオが捻ってあって面白いし、キャラクターもとっても良いです!
主人公である新米警官のFullerが、先輩の悪徳警官Maloneyの策略に嵌められてギャングに殺されそうになるという衝撃の展開からギャングのボスでミステリアスなIceという男に監禁されるという展開が主人公視点で書かれるので、主人公と同じ気分になってこの先どうなるのかとドキドキして面白いです。
あと、Fullerは、最初は当然にIceを憎むし不信に思うんですが、監禁生活中に徐々にIceとの間に愛情が芽生えるという展開はベタですがとっても萌えます!
とにかく、この話は「Mexican Heat」のような激しさはないですが、話のまとまりも良いし、話に入りやすいし読みやすいので、お勧めです!

あと、話のスタイルは一人称主語なんですが、Fullerがとても親しみやすいキャラクターなので抵抗感じません。むしろ、一人称なのがとって良い効果を上げてます。

*お勧めポイント*
・意外な展開が面白い、伏線が上手い

*萌えポイント*
・ギャングのボスと新米警官の関係が、経験豊富な大人と背伸びしてる子供の関係みたいで萌えるv
・主人公はずっとゲイであることを隠していたので、男とは全く未体験で初心。

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In the Flesh (Flesh, #1)In the Flesh by Ethan Stone

ジャンル:ミステリー、犯罪捜査
カップリング:金持ちで大人な弁護士Colby Maddox×口が悪くて風変りな刑事Cristian Flesh
属性:慎重な大人攻め×捻くれな強気受け(受け攻め固定)

*あらすじ*
オープンゲイのFlesh刑事は、いくつもの自分ルールを持っている。セックスでは受けしかしない、縛られる関係は持たないなどなど。過去の経験から作ったそれらのルールでFlesh刑事はうまく生活してきた。刑事としての仕事も順調だった。
ところが、Flesh刑事の秘密のセックス友で知人でもある有名テレビ伝道師が襲われる事件が起きた時からFlesh刑事の悪夢が始まる。その事件のあった後日、Flesh刑事は、たまたまバーでひっかけて寝た相手がその後何者かに殺され、なんとその死体はテレビ伝道師の暴行事件の容疑者と判明する。そして、Flesh刑事は、そのテレビ伝道師との関係と死体の状況からその殺人事件の第一容疑者になってしまったのだ。
さらに悪い事に、Flesh刑事は弁護士の良い知り合いがいなかった。今まで刑事として市中の弁護士たちと法廷で闘い険悪な関係になっていたからだ。しかも、裁判所が用意した弁護士は全く役に立たない。このままでは裁判で有罪にされてしまう。そんな状況に、Flesh刑事の相棒の女性刑事は心を痛め、知り合いの弁護士を呼んできた。それがハンサムな黒人の弁護士Colby Maddoxだった。だが、優秀なMaddox弁護士が弁護するにしても、Flesh刑事の立場は悪かった。Flesh刑事は、独自に事件の捜査をし、自分の身の潔白を証明する証拠を手に入れなければいけないと決意する――。

*感想*
正直にいって、カップリングとしての萌えは私的にほぼ無しな話です。
黒人×白人カプとい異色カプだからというより、受けであるFlesh刑事がスキンヘッドの長身の男というビジュアルなのと性格が口が悪い攻めタイプなのに、セックスでは受けに拘るのが謎で納得できないから。女のように受け受けしくないという点は良いのですが、受けがスキンヘッドなのは萌えにくいんです(苦笑)
でも、刑事としてのキャラクターは、すごく好きです!参考人相手に容赦ない尋問するとことか嫌味を言うとことか、口も悪いし見た目もスキンヘッドで怖いのに困ってるギャングの若者の面倒を世話してあげたりと優しいところもあって素敵です。
それから、この話の事件の展開がとっても上手くて面白いので好きです!
Flesh刑事が容疑者になってから、容疑を晴らすために捜査する中でいろいろと展開があるのですが、それがほんと面白いです!正直、Flesh刑事とMaddox弁護士の恋愛過程を省いていいと思ったぐらいです!ええ、恋愛より事件の方が面白いなんて私が読んできたスラッシュ小説の中では、これぐらいです!
それぐらい、この事件の話はよくできていました。

ああ、だからこそ思うんですが、この話のカップリングの設定をここまでマイナーにしなければ、もっとスラッシュ小説として評価が高くなったと思うんです。Flesh刑事を普通の髪型のハンサムな白人刑事の受けに拘らないゲイキャラにして、Maddox弁護士を白人にしたら、カップルとして萌えやすくて人気がでたのにと惜しいです。それぐらいほんと事件の展開は面白かったです!
スラッシュのカプとしては萌えにくいですが、事件の顛末は読む価値ありなのでお勧めします!
それにしても、とても話の構成力と筆力のある作家なので、今後の作品に大いに期待です!

*お勧めポイント*
・風変りなスキンヘッドの刑事が主人公、キャラとしてはとても面白い
・事件が解決するまでの展開がとても面白い!

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Among the Living (PsyCop, #1)Among the Living by Jordan Castillo Price


ジャンル:超常現象、ミステリー、ホラー、犯罪捜査
話スタイル:一人称主語の話(Victor視点の話)

1998年から今も続く霊が見える刑事Victorが活躍する人気の犯罪捜査シリーズ・”PsyCop”シリーズの第一作目(現在6巻まで販売中)


カップリング:普通の刑事Jacob Marks×霊能力者の刑事Victor Bayne
属性:押しの強い男前攻め×ちょっと精神不安な危なっかしい受け

*感想*
霊能力を持つ刑事のVictorが、死者である霊の力をかりつつ犯罪捜査をするというシリーズなのですが、Victorは霊能力者といっても「ゲゲゲの鬼太郎」や「GS美神」みたいな漫画のように霊を退治できる能力はなく、ただ霊の姿が見えたり、声が聞こえたりするというだけの普通の人です。なので、本人は霊が怖くて仕方がない。道端で幽霊に声をかけられつきまとわれたり、部屋の中を幽霊が徘徊するのが見えたりしても無視するしか方法がないので、霊能力を鈍らせるために薬をたまに飲んでるぐらいです。

話のメインは、幽霊がいろいろ絡んできてVictorを悩ませたり、助けたりしながら事件を解決するという点なので、恋愛部分はサイド・メニューという感じです。特にこの第一巻で、VictorとJacobが恋人になるまで展開はあっさりです。私としては、恋人になるまでの経緯を楽しみにするタイプなのでこの点は残念です。
でも、このシリーズは、霊を介しての事件解決とこの二人の恋人(夫婦?)・相棒関係ぶりを楽しむのが見どころなので、シリーズが続くごとに面白さが増えるというタイプです。もし、幽霊と事件捜査ミステリーが好きで、恋人生活ものが好きならお勧めですb

でも、私はこのシリーズは2冊目までしか読めてません(^▽^;)
その理由は、面白くないからじゃなくて、この話の作者の文章描写が上手くって、読んでいると主人公のVictorと同じく幽霊の気配がするような気分になってとっても怖いからです。壁にふっと霊が見えるんじゃないかという怖い気分になるんです(>△<;)
なので、VictorとJacobの暮らしぶりの続きが気になるけど、幽霊が出てくるのが怖くて読めないという状態です(苦笑)
でも、幽霊がOKならほんと楽しめる面白いシリーズですよv

*お勧めポイント*
・幽霊が苦手な霊能力者の刑事が主人公で、主人公視点から見える幽霊の描写がとても怖い。
・事件の展開と恋人との関係が見どころのシリーズもので、文章は読みやすくて分かりやすい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これで刑事ものスラッシュの紹介は以上。
さて、おまけとしてもう一冊スラッシュを紹介しますが、これは多数の作家による短編スラッシュ・アンソロジーです。
スラッシュのアンソロジーはテーマがいろいろあるんですが(例えば、カウボウーイとかBDSMものとか)、
今回紹介するアンソロジーのテーマは――

ずばり、刑務所の中!!

ええ、刑務所ドラマOZのファンである私の好みにまさにストライクのテーマですよね(笑)
これは読まずにいられません!という事で、読みましたv

Love in a Lock-UpLove in a Lock-Up by Eric Summers

ジャンル:刑務所を舞台にしたゲイの短編のアンソロジー、コアなエロ
短編話数:約17話

*注意*
刑務所の中ということで、キャラの言動が荒っぽい&侮辱的・虐待的な行為の描写もあるなど、かなり刺激が強い内容も含むので読み手の好みを選びます。20歳未満とハードなエロが苦手な方は絶対に読まないこと。

*感想*
刑務所が舞台という好きな設定なので速攻に購入したのですが、シビア&ハードすぎて拒否しそうな話から切ない愛の話やエロくて軽いやおいな話まで、いろんな味の短編ストーリーが楽しめました。
短編にはあたり外れありますが、全体としては質が高く満足な内容のアンソロジーです。私の好みとしては、前半にある軽いやおいなエロ系話とか、切ない系の話が良かったです。
あと、出てくるカップリングもいろいろあって、体格良い者同士の対等なカプとか、力の上下関係のあるカプとか、ラテン系のカプとかいろんな人種カプがあって面白いです。
それに、やっぱり刑務所設定は萌えます。取引でHしなきゃいけないとか、弱ければ強い男の女にされるとか、OZでビーチャーさんが経験したようなパターンの話がいくつかありました。その中に最初はそうゆうクールな取引関係であっても、刑務所の中で生活する中で二人の間にだんだんと深い愛情が生まれるという話があってそれはとっても萌えました。

それにしても、このアンソロの話を読むとビーチャーさんがドラマ中に見せてない場面を想像してしまうのですが、シリンガーのプラグ時代はかなり大変だったろうなとかなり同情してしまいましたよ。ええ、萌えるにはちょっと辛すぎる……。私の場合、SMは対等な関係(少なとも精神的か肉体的には)の上であえて役割分担してプレイしているという前提があるから萌えるんであって(だから、受けが強いのが好き)、不平等な関係でSMなエロをしているシーンは虐待と同じように思えて萌えないです。まあ、つまり無理やり系が好きといっても、私は本物のサディスト嗜好じゃないってことです(でも、この好みの傾向上、よくディープなSM小説に触れてしまうんですけどね…そして、知らないで良い事を知ってしまう…苦笑)

ところで、このアンソロの作家は男性だらけのようです。そのためか、男性向けのゲイ・エロのアンソロジーだからなのか、このアンソロのエロの内容は一部とてもマニアックで過激です。
女のいない刑務所の中での話なのでストレートの男同士の無理やり系な話もあるのですが、愛よりも性欲処理の雰囲気が強かったりするし、相手を侮辱する言葉や辱めるシーンが多々ある話もあります。あとSM的なシーンには、普通のBDSMと違って、強者側からの一方的な搾取の雰囲気が濃いです。
いくら無理やり系が好きな私も、受けへの思いやりや愛が感じられないとか、弱者に対して傲慢すぎる攻めと怯えて従順な受けのカプは嫌いなので、アンソロの中の一部には好まない話もありました。そうゆう訳なので、上記のことが苦手とちょっとでも思うなら絶対に読んではダメです。興味本位で読むとトラウマになる話を含むアンソロなのでご注意ください。

*お勧めポイント*
・刑務所の中というハードな世界で繰り広げられる男同士の愛や欲望や策略が描かれてる。
・エロくてやおいな話から切ない愛の話や気分が悪くなるような過激エロの話までいろいろ読める。
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| BL、やおい、同性愛 | 10:45 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

今回のお話はどれも気になりますね!
最初のお話は、私も法の側のプライドの高そうな男が受けっていうのが好みなので、はちだんごさんの意見に頷きながら読ませて頂きましたw

個人的には3つ目のお話の初心な警官さんが気になります♪
ギャングのボスに監禁されて、あんなことやこんなことをされてしまう…?>▽<
ベタな展開かもしれないけど、それを上手く書ける人ってやっぱり凄いですvv

でも最後のお話はちょっと辛そうかも;
私も愛のあるSMプレイはいいんですけど、受けが本気で怯えるとか痛めつけられるようなお話はちょっと…汗

とにかくまたまた色んなお話のご紹介、ありがとうございました!
はちだんごさんの萌えのツボやお話のポイントがいつも分かりやすくて、ほんとに面白いので、このシリーズ、これからも楽しみにしていますvv

| あけぼの | 2011/07/11 11:42 | URL |

ウェルカムです あけぼのさん(^^)

あけぼのさんに楽しんで読んでもらえて嬉しいです!

> 最初のお話は、私も法の側のプライドの高そうな男が受けっていうのが好みなので、はちだんごさんの意見に頷きながら読ませて頂きましたw

ハハハ、共感してもらえて嬉しいですv
これはもう個人の好みの問題ですが、受け攻めポジションはやっぱり大事ですよねw

> 個人的には3つ目のお話の初心な警官さんが気になります♪
> ギャングのボスに監禁されて、あんなことやこんなことをされてしまう…?>▽<

ええ、無理やり系ではないですが、ミステリアス・セクシーなボスの色気に主人公が落とされちゃって、あんなことになってしまいます(笑)
ほんと王道をうまく書けるというのは少ないですから、王道で上手い話は私も尊敬します。

> でも最後のお話はちょっと辛そうかも;
> 私も愛のあるSMプレイはいいんですけど、受けが本気で怯えるとか痛めつけられるようなお話はちょっと…汗

ええ、刑務所というハードな状況なのでこうゆうのはありえる話ですけども、私もまったく萌えれないです(^^;)
言うと非現実的なファンタジーなんですが、羞恥プレイとか無理やり系で萌えるには、受けが気づいてなくても攻めに溢れんばかりの愛があるからという設定がやぱり必要ですね。攻めの愛が文章中に表現されていれば、やってることはサディスティックでもOK、むしろもっとやってという都合いい頭脳を私は持ってます(笑)
でも、行為の過激さに萌える人もいるんですよね。極端に愛はいらないと言ってしまうほどの。
こうゆうアンソロを読むと、ほんと萌えはひとそれぞれだなあと気づかされます。

> はちだんごさんの萌えのツボやお話のポイントがいつも分かりやすくて、ほんとに面白いので、このシリーズ、これからも楽しみにしていますvv

そう言ってもらえると書きがいがあります(^▽^)
あけぼのさん コメントを本当にどうもありがとうございました!!

| はちだんご | 2011/07/13 10:59 | URL |















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